ピアノの楽譜に出てくる「×」や「バツ」に似た記号は「ダブルシャープ()」という音楽記号です。
この記事では、ダブルシャープの意味や使い方について詳しく解説します。
ダブルシャープとは?
ダブルシャープ()は、元の音より全音(半音の2つ分)上がることを意味します。
例えば、「ファ(F)」にダブルシャープが付くと、結果的には「ソ(G)」の音と同じ高さになります。
楽譜上でのさまざまな臨時記号

- シャープ(♯): 半音上げる
- フラット(♭): 半音下げる
- ナチュラル(♮): 本来の音に戻す
- ダブルシャープ(
): 音を全音上げる。
- ダブルフラット(♭♭): 音を全音下げる。
ダブルシャープは「×」や「バツ」のような見た目の音楽記号です。
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ダブルシャープが出てくる場面
G♯マイナー(嬰ト短調)
ダブルシャープ()は、G♯マイナーのスケール上で登場します。
転調や臨時記号で発生する場合
楽曲が転調する場合や臨時記号で音を操作する際、ダブルシャープが使われます。
- 音を全音上げる必要があるとき。
- 転調箇所で音の調整のために書かれる場合。
調性外の要素が強い楽曲
最近のポップスでは、調性に縛られない自由な音の動きが多いため、ダブルシャープが登場することがあります。
まとめ
ダブルシャープ()は、楽譜を読む上で重要な記号の一つです。
全音上がるというルールを覚え、ダブルシャープへの理解を深めてみてください!