「きらきら星変奏曲(Ah! vous dirai-je, Maman)」は、子どもにも親しまれるメロディ「きらきら星」をテーマに、モーツァルトが12の変奏を加えた作品です。
この記事では、モーツァルト作曲「きらきら星変奏曲」の難易度や、初心者でも弾けるのかどうか、変奏ごとの特徴と練習のポイントをわかりやすく解説します。
きらきら星変奏曲の難易度は?

モーツァルトの「きらきら星変奏曲」は、全体としては中上級〜上級レベルとされるピアノ曲です。
テーマは誰でも知っているメロディですが、後半の変奏は非常に難易度が高く、演奏会でもよく取り上げられる名曲です。
- 全12の変奏に、速いテンポや装飾音が多数含まれている
- 音の粒をそろえる高度な指のコントロールが必要
- バロック〜古典的な様式感が求められる(ペダルの使いすぎNG)
初心者でも弾ける?

初心者の方が原曲フルで演奏するのは難しいですが、テーマ部分(原曲メロディ)だけであれば簡単に弾けるアレンジもあります。
特に第1変奏〜第3変奏あたりまでは、比較的シンプルな構成のため、初中級者でも練習しやすいです。
各変奏の難易度をざっくり紹介

- テーマ(きらきら星):初級(片手ずつならOK)
- 第1〜3変奏:初中級(音の粒がそろえば弾きやすい)
- 第4〜6変奏:中級(速さと指回りが必要)
- 第7〜12変奏:中上級~上級(難易度高め、オクターブや装飾多数)
特に後半に進むにつれて技巧性が増し、指の独立性や音楽性が問われます。
難所と練習のコツ

- 速いパッセージは片手練習を徹底して、左右のバランスを整える
- ペダルは最小限にして、レガートを指で作る意識を
- スタッカートやトリルなど装飾音の精度を丁寧に仕上げる
テンポよりも「粒がそろって聴こえること」を優先しましょう。
きらきら星は後半が難しい!
「きらきら星変奏曲」は、聴きなじみのあるメロディから始まりますが、後半にかけてはモーツァルトならではの技巧と音楽性が求められる本格的な作品です。
初心者の方は、まずテーマだけを弾いてみることから始め、少しずつ変奏を増やしていく方法がおすすめです。