ピアノを始めたばかりの初心者さんは、「両手でうまく弾けない…」「どうやって練習すれば上達するの?」とつまずいてしまう方も多いのではないでしょうか?

ここでは、初心者がつまずきがちな両手演奏のコツや、具体的な練習方法を詳しく解説します。

初心者が両手で弾けない原因とは?

初心者が両手で弾けない原因とは?
両手で弾けない原因
  1. 右手と左手を別々にコントロールできない
  2. 指番号や手のフォームが定まっていない
  3. リズムや拍子の理解が不足

ピアノ初心者にとって大きな壁は、「左右の手の動きを同時に行う」ことです。

特に、リズムやメロディが異なる場合、頭でわかっていても指が思うように動きません。

両手で弾けない時の練習方法

1. 片手ずつ完璧にしてから合わせる

片手ずつ完璧にしてから合わせる

まずは右手だけ先に練習し、メロディを覚えましょう。指番号や音の流れに慣れて、スラスラ弾けるようにしておきます。

その後で、左手も同様に練習して、最後に両手を合わせていきます。

2. ゆっくりなテンポで合わせる

ゆっくりなテンポで合わせる

最初は極端なくらい遅いテンポでOK。

正確に音を出せるようになるまで、焦らずテンポを上げないことが大事です。

ミスがなくなったら徐々にスピードアップしていきましょう。

3. リズムが難しい箇所は分けて練習

リズムが難しい箇所は分けて練習

例えば、「右手が8分音符、左手が4分音符」で進む部分などは、初めは難しく感じるかもしれません。

そんな時は、両手でそれぞれのリズムだけを取り、タイミングをつかむ練習をするのも効果的です。

各セクションが弾けたら徐々に繋げていき、最終的に曲全体を通して弾けるようにしていきましょう。

両手演奏のためのポイント

1. 手のフォームと指番号の重要性

手のフォームと指番号の重要性

初心者がピアノで両手演奏を成功させるためには、まず「正しいフォーム」と「指番号」の意識が不可欠です。

手のフォーム:指先は軽く丸め、手首や腕に余計な力を入れないようにしましょう。

指番号:楽譜上に指番号が書いてある場合は、基本的にはその指番号に沿って弾きましょう。

2. リズム感と拍子の理解

リズム感と拍子の理解

小節ごとの区切りを意識すると、両手での合わせやすさがアップします。

もしリズムが合わない場合は、実際に声を出しながら弾く練習で、体にリズムを染み込ませていきましょう。

例:4拍子なら「1・2・3・4」と声に出してみる

両手演奏の練習を効率化するコツ

1. メトロノームを活用する

メトロノームを活用する

両手がズレがちになる初心者ほど、メトロノームでリズムをキープすると合わせやすくなります。

曲によりますが、最初は60~70BPMなどかなり遅めに設定し、慣れてきたら5 BPMずつ上げるなどの方法がおすすめです。

2. 録音・録画で客観的にチェック

録音・録画で客観的にチェック

自宅練習をスマホなどで録画することで、演奏しているときは気づかないズレや指使いの乱れを客観的に見ることができます。

左右のタイミングが合っていない部分や苦手と感じる箇所を繰り返し練習すれば、効率よくレベルアップすることができます。

よくある質問(Q&A)

ピアノ初心者によくある質問(Q&A)

Q1. ピアノ初心者ですが、独学でも両手演奏はできるようになりますか?

A. 可能です!

ただし、独学ですとフォームや指番号が我流になりやすいため、教本や動画を見ながら正しい弾き方を身につけましょう。

Q2. 両手で弾くと頭が混乱してしまいます

A. 大切なのは「右手・左手を別々に完璧に」してから合わせることです。

さらに、ゆっくりテンポ、リズム分解など段階的に進めていくことで混乱を減らせます。

Q3. どのくらいの期間で両手でスムーズに弾けますか?

A. 毎日15~30分程度の練習を継続すれば、数週間~数ヶ月で簡単な曲を両手で弾けるようになる方が多いです。

個人差がありますが、焦らずコツコツ続けましょう。

まとめ:初心者でも両手で弾けるようになる!

まとめ:初心者でも両手で弾けるようになる!

ピアノを両手で弾けない初心者の方が最初にやるべきことは、片手ずつ完璧にしてから両手を合わせる練習を、ゆっくりと段階的に行うことです。

リズムの取り方や指番号、手のフォームなどの基礎をしっかり固めれば、初心者でも両手演奏は十分に可能になります。

ポイントおさらい
  1. 片手練習 → 低速で両手合わせ → テンポアップ
  2. リズムを分解し、セクションごとに練習
  3. メトロノームや録画で客観的にチェック

ぜひ本記事の練習方法を参考に、両手でのピアノ演奏の楽しさを味わってください!

その後で、左手も同様に練習して、最後に両手を合わせていきます。