スケールをマスターすることで、楽譜を理解しやすくなり、即興演奏や作曲にも役立ちます。
本記事では、ピアノにおける全調スケールを一覧にまとめて、初心者向けの練習方法もご紹介します。
各調には鍵盤で運指を確認できるツールを置いています。指番号を見ながら1音ずつ再生できるので、「どこで親指をくぐらせるのか」がその場で分かります。音階の早見表は記事の後半に、楽譜のPDFはこの下にあります。
全調スケール一覧(練習曲:ピアノでの全音階)
ピアノのスケールは、全12のキー(調)に基づいています。長調と短調を合わせると24調です。
それぞれのスケールを練習することで、どんな調の楽曲でもスムーズに演奏しやすくなります。

長調・短調がセットで体系化されていて、各スケールの最後の「カデンツ(和音の終止形)」を一緒に弾くことで、音楽理論への理解も深まります。
全調スケールの楽譜を無料ダウンロード
24調すべての楽譜を1つのPDFにまとめました。音階(長調・和声的短音階・旋律的短音階)、アルペジオ、カデンツが入っていて、すべての音符に指番号が振ってあります。印刷してそのまま練習に使えます。
全調スケール楽譜(24調・全25ページ)をダウンロード
2オクターブ/♩=90/A4・24枚+目次
2オクターブは長いという方には、1オクターブ版もあります。こちらは指くぐりの位置に丸印が付いているので、はじめての調を練習するときに向いています。
スケール楽譜 1オクターブ版(半音階つき・全8ページ)をダウンロード
1オクターブ/♩=100/ハ長調・ヘ長調・変ロ長調・ト長調・イ長調・ニ長調と半音階
調ごとの楽譜は、下の各調の見出しからも個別にダウンロードできます。
ハ長調 / イ短調
(Cメジャースケール / Aマイナースケール)

ハ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:ハ長調の楽譜(PDF)/イ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
ヘ長調 / ニ短調
(Fメジャースケール / Dマイナースケール)

ヘ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:ヘ長調の楽譜(PDF)/ニ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
変ロ長調 / ト短調
(Bbメジャースケール / Gマイナースケール)

変ロ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:変ロ長調の楽譜(PDF)/ト短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
変ホ長調 / ハ短調
(Ebメジャースケール / Cマイナースケール)

変ホ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:変ホ長調の楽譜(PDF)/ハ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
変イ長調 / ヘ短調
(Abメジャースケール / Fマイナースケール)

変イ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:変イ長調の楽譜(PDF)/ヘ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
変ニ長調 / 変ロ短調
(Dbメジャースケール / Bbマイナースケール)

変ニ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:変ニ長調の楽譜(PDF)/変ロ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
変ト長調 / 変ホ短調
(Gbメジャースケール / Ebマイナースケール)

変ト長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:変ト長調の楽譜(PDF)/変ホ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
ロ長調 / 嬰ト短調
(Bメジャースケール / G#マイナースケール)

ロ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:ロ長調の楽譜(PDF)/嬰ト短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
ホ長調 / 嬰ハ短調
(Eメジャースケール / C#マイナースケール)

ホ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:ホ長調の楽譜(PDF)/嬰ハ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
イ長調 / 嬰ヘ短調
(Aメジャースケール / F#マイナースケール)

イ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:イ長調の楽譜(PDF)/嬰ヘ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
ニ長調 / ロ短調
(Dメジャースケール / Bマイナースケール)

ニ長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:ニ長調の楽譜(PDF)/ロ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
ト長調 / ホ短調
(Gメジャースケール / Eマイナースケール)

ト長調の運指(指番号)
楽譜を無料でダウンロード:ト長調の楽譜(PDF)/ホ短調の楽譜(PDF)
音階・アルペジオ・カデンツ、指番号つき
スケール練習曲
メジャースケール(長調)の一覧表・早見表
12の長調を、調号(シャープ・フラット)の数の順に並べた早見表です。「フラット4つは何調?」といった調べ物にもお使いください。
| 調 | シャープ/フラット数 | 音階(英語表記) | 音階(ドレミ表記) |
|---|---|---|---|
| C / ハ長調 | なし | C, D, E, F, G, A, B, C | ド, レ, ミ, ファ, ソ, ラ, シ, ド |
| F / ヘ長調 | フラット1つ | F, G, A, Bb, C, D, E, F | ファ, ソ, ラ, シ♭, ド, レ, ミ, ファ |
| Bb / 変ロ長調 | フラット2つ | Bb, C, D, Eb, F, G, A, Bb | シ♭, ド, レ, ミ♭, ファ, ソ, ラ, シ♭ |
| Eb / 変ホ長調 | フラット3つ | Eb, F, G, Ab, Bb, C, D, Eb | ミ♭, ファ, ソ, ラ♭, シ♭, ド, レ, ミ♭ |
| Ab / 変イ長調 | フラット4つ | Ab, Bb, C, Db, Eb, F, G, Ab | ラ♭, シ♭, ド, レ♭, ミ♭, ファ, ソ, ラ♭ |
| Db / 変ニ長調 | フラット5つ | Db, Eb, F, Gb, Ab, Bb, C, Db | レ♭, ミ♭, ファ, ソ♭, ラ♭, シ♭, ド, レ♭ |
| Gb / 変ト長調 | フラット6つ | Gb, Ab, Bb, Cb, Db, Eb, F, Gb | ソ♭, ラ♭, シ♭, ド♭, レ♭, ミ♭, ファ, ソ♭ |
| B / ロ長調 | シャープ5つ | B, C#, D#, E, F#, G#, A#, B | シ, ド#, レ#, ミ, ファ#, ソ#, ラ#, シ |
| E / ホ長調 | シャープ4つ | E, F#, G#, A, B, C#, D#, E | ミ, ファ#, ソ#, ラ, シ, ド#, レ#, ミ |
| A / イ長調 | シャープ3つ | A, B, C#, D, E, F#, G#, A | ラ, シ, ド#, レ, ミ, ファ#, ソ#, ラ |
| D / ニ長調 | シャープ2つ | D, E, F#, G, A, B, C#, D | レ, ミ, ファ#, ソ, ラ, シ, ド#, レ |
| G / ト長調 | シャープ1つ | G, A, B, C, D, E, F#, G | ソ, ラ, シ, ド, レ, ミ, ファ#, ソ |
マイナースケール(短調)の一覧表・早見表
短調は、同じ調号を持つ長調と対になっています(平行調)。たとえばフラット3つは、長調なら変ホ長調、短調ならハ短調です。
| 調 | シャープ/フラット数 | 音階(英語表記) | 音階(ドレミ表記) |
|---|---|---|---|
| A / イ短調 | なし | A, B, C, D, E, F, G, A | ラ, シ, ド, レ, ミ, ファ, ソ, ラ |
| D / ニ短調 | フラット1つ | D, E, F, G, A, Bb, C, D | レ, ミ, ファ, ソ, ラ, シ♭, ド, レ |
| G / ト短調 | フラット2つ | G, A, Bb, C, D, Eb, F, G | ソ, ラ, シ♭, ド, レ, ミ♭, ファ, ソ |
| C / ハ短調 | フラット3つ | C, D, Eb, F, G, Ab, Bb, C | ド, レ, ミ♭, ファ, ソ, ラ♭, シ♭, ド |
| F / ヘ短調 | フラット4つ | F, G, Ab, Bb, C, Db, Eb, F | ファ, ソ, ラ♭, シ♭, ド, レ♭, ミ♭, ファ |
| Bb / 変ロ短調 | フラット5つ | Bb, C, Db, Eb, F, Gb, Ab, Bb | シ♭, ド, レ♭, ミ♭, ファ, ソ♭, ラ♭, シ♭ |
| Eb / 変ホ短調 | フラット6つ | Eb, F, Gb, Ab, Bb, Cb, Db, Eb | ミ♭, ファ, ソ♭, ラ♭, シ♭, ド♭, レ♭, ミ♭ |
| G# / 嬰ト短調 | シャープ5つ | G#, A#, B, C#, D#, E, F#, G# | ソ#, ラ#, シ, ド#, レ#, ミ, ファ#, ソ# |
| C# / 嬰ハ短調 | シャープ4つ | C#, D#, E, F#, G#, A, B, C# | ド#, レ#, ミ, ファ#, ソ#, ラ, シ, ド# |
| F# / 嬰ヘ短調 | シャープ3つ | F#, G#, A, B, C#, D, E, F# | ファ#, ソ#, ラ, シ, ド#, レ, ミ, ファ# |
| B / ロ短調 | シャープ2つ | B, C#, D, E, F#, G, A, B | シ, ド#, レ, ミ, ファ#, ソ, ラ, シ |
| E / ホ短調 | シャープ1つ | E, F#, G, A, B, C, D, E | ミ, ファ#, ソ, ラ, シ, ド, レ, ミ |
全調スケールの運指(指番号)早見表
12の長調を1オクターブ弾くときの指番号です。数字は 1=親指、2=人差し指、3=中指、4=薬指、5=小指を表します。
| 調 | 右手 | 左手 |
|---|---|---|
| ハ長調 | 1-2-3-1-2-3-4-5 | 5-4-3-2-1-3-2-1 |
| ト長調 | 1-2-3-1-2-3-4-5 | 5-4-3-2-1-3-2-1 |
| ニ長調 | 1-2-3-1-2-3-4-5 | 5-4-3-2-1-3-2-1 |
| イ長調 | 1-2-3-1-2-3-4-5 | 5-4-3-2-1-3-2-1 |
| ホ長調 | 1-2-3-1-2-3-4-5 | 5-4-3-2-1-3-2-1 |
| ロ長調 | 1-2-3-1-2-3-4-5 | 4-3-2-1-4-3-2-1 |
| 変ト長調 | 2-3-4-1-2-3-1-3 | 4-3-2-1-3-2-1-2 |
| 変ニ長調 | 2-3-1-2-3-4-1-2 | 3-2-1-4-3-2-1-2 |
| 変イ長調 | 2-3-1-2-3-1-2-3 | 3-2-1-4-3-2-1-2 |
| 変ホ長調 | 2-1-2-3-4-1-2-3 | 3-2-1-4-3-2-1-2 |
| 変ロ長調 | 2-1-2-3-1-2-3-4 | 3-2-1-4-3-2-1-2 |
| ヘ長調 | 1-2-3-4-1-2-3-4 | 5-4-3-2-1-3-2-1 |
♭系の調は、親指が白鍵にしか置けないため、1オクターブに2回くぐる調があります。数字だけでは動きが分かりにくいので、各調の鍵盤ツールで確かめてみてください。
指番号の考え方そのものについては、ピアノの指番号と運指の決め方で詳しく解説しています。
そもそも「スケール」とは?
スケールとは、音楽で使用される特定の音の配列です。ピアノではスケールを練習することで、指使いや音感、曲への理解が深まります。
- メジャースケール(長調): 明るく快活な雰囲気のスケール。
- マイナースケール(短調): 悲しげで情緒的なスケール。
日本語では「音階」がスケールに近い意味で使われますが、厳密には少しニュアンスが異なります。
短音階(マイナースケール)には3種類ある
長調のスケールは1種類ですが、短調には3つの形があります。上の一覧表は、いちばん基本になる自然的短音階です。
- 自然的短音階(ナチュラル・マイナー)
調号どおりに並べたそのままの形。平行調の長調と、使う音がまったく同じです。 - 和声的短音階(ハーモニック・マイナー)
第7音だけを半音上げた形。終止感が強くなり、和音(カデンツ)を作るときの土台になります。イ短調ならソがソ♯に変わります。 - 旋律的短音階(メロディック・マイナー)
上行では第6音と第7音を半音上げ、下行では自然的短音階に戻す形。和声的短音階の第6音と第7音の間が広くなりすぎる(増2度)のを、なめらかにするための工夫です。
ハノン第39番では、この3種類が調ごとにまとめて出てきます。まずは自然的短音階で音を覚え、次に和声的短音階へ進むのが取り組みやすい順番です。
全調スケールの覚え方
24調を丸暗記しようとすると、まず挫折します。順番と規則を押さえると、覚える量はぐっと減ります。
1. 五度圏の順に広げる
ハ長調(調号なし)から、右回りにト長調・ニ長調・イ長調…とシャープが1つずつ増え、左回りにヘ長調・変ロ長調・変ホ長調…とフラットが1つずつ増えます。隣り合う調は音が1つしか違いません。一度に12調を覚えるのではなく、1つずつ隣へずらしていくと負担が小さくなります。
2. シャープ・フラットの付く順番を覚える
シャープは ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ の順、フラットはその逆で シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ の順に増えていきます。この順番さえ覚えていれば、調号の数から音の並びを組み立てられます。
- シャープ系:いちばん右のシャープの半音上が主音。シャープ2つ(ファ♯・ド♯)なら、ド♯の半音上でニ長調。
- フラット系:右から2番目のフラットがそのまま主音。フラット4つ(シ♭・ミ♭・ラ♭・レ♭)なら、右から2番目のラ♭で変イ長調。
3. 音ではなく「親指の位置」で覚える
指番号を数字の羅列で覚えると、まず忘れます。覚えるべきは親指がどの音に来るかだけです。親指の場所が決まれば、残りの指は自然に並びます。
たとえばハ長調の右手なら、親指はドとファ。ヘ長調の右手なら、ファとド。親指は必ず白鍵なので、黒鍵の多い調ほど親指の置き場所は限られ、かえって迷いません。
4. 平行調をセットで覚える
長調と、その3度下から始まる短調は、使う音が同じです(ハ長調とイ短調など)。片方を覚えれば、もう片方は始まる音を変えるだけ。24調ではなく12組と考えると、量は半分になります。
効率よく全調をマスターするなら、やっぱりハノン第39番

「24調もあって、どこから手をつければいいかわからない…」と迷っていませんか?
ハノンの第39番なら、長調・短調がセットで体系的に並んでいるため、迷わず練習を進められます。
特に各スケールの最後にある「カデンツ(和音の終止形)」を一緒に弾くことで、その調の響きが自然と耳に馴染み、音楽理論への理解も深まります。
独学の方こそ、標準的な指使いがすべて記された教本を一冊持っておくのが上達の近道です。このページの練習曲の動画と運指ツールは、いずれもハノン第39番と同じ指番号で作っています。
サークル・オブ・フィフス(五度圏図)

五度圏図(Circle of Fifths) は、音楽理論において調(キー)の関係性を視覚的に示した円形の図です。右回りにはシャープが増える調(G、D、A…)、左回りにはフラットが増える調(F、B♭、E♭…)が並んでいます。
また、各メジャー調(長調)の内側には、その平行調(マイナー調)が対応しています(例: CメジャーとAマイナー)。この図を使うと、近親調(音階が似た調)や転調の仕組みが一目でわかります。
参考:「五度圏図」とは?初心者にもわかる音楽理論の基本ガイド
スケールを練習するメリット
- 指使いがスムーズになる
スケールを繰り返し練習することで、鍵盤上の指の運び方が効率的になります。 - 即興演奏に役立つ
スケールを知ると、どの調でも即興演奏がしやすくなります。 - 楽譜の理解が深まる
曲の調性が把握しやすくなり、曲の構造を理解できます。 - 初見に強くなる
調号を見た瞬間に使う音と指の形が浮かぶようになり、はじめて見る楽譜でも手が動きます。
初心者向けのスケール練習方法
スケール練習は、やり方を間違えると「速く弾けるようになったけれど音が汚い」という状態になりがちです。次の順番で進めてみてください。
- 指番号を先に確認する
音を追う前に、その調の指番号と、親指がくぐる場所を確かめます。各調の運指ツールの「1音ずつ」を使うと、止めながら手の形を作れます。 - 片手ずつ、ゆっくり弾く
最初は片手でスケールを弾き、徐々に両手で練習します。テンポは「間違えない速さ」まで落として構いません。 - 指くぐりの直前で止める
くぐる手前で一度止め、親指がすでに次の鍵盤の下へ入っているかを確認します。ここが遅れると音が切れます。 - メトロノームを使う
テンポを一定にして、正確なリズム感を養いましょう。粒がそろってから速度を上げます。 - ハノンのスケール練習に進む
ハノンの教則本を活用して、基本の指使いを学びましょう。(このページの練習曲の動画は、ハノンから抜粋しています。)
1日1調ずつでも、12日で長調が一巡します。毎日たくさん弾くより、短くても毎日触るほうが手は覚えます。
よくある質問
Q1 全調スケールとは何ですか?
A 12の長調と12の短調、合わせて24の調すべてのスケールのことです。ハノン第39番など、多くの教則本が24調をひとまとまりの練習として扱っています。
Q2 フラットが4つの楽譜は何調ですか?
A 長調なら変イ長調、短調ならヘ短調です。フラット系は、右から2番目のフラットがそのまま長調の主音になります。シャープ系なら、いちばん右のシャープの半音上が主音です。
調号の数と調の対応は、上の一覧表で確認できます。
Q3 長調と短調はどう見分けますか?
A 調号が同じ長調と短調は、使う音がまったく同じなので、調号だけでは決まりません。曲の最初と最後の音、そして低音に出てくる和音がどちらの主音に落ち着くかで判断します。
Q4 どの調から練習すればいいですか?
A ハ長調から始め、ト長調・ヘ長調と、調号が1つずつ増える順に広げるのが定番です。
ただし黒鍵の多い調(変ト長調・変ニ長調など)のほうが、手の形が安定して弾きやすいという考え方もあります。ハ長調で指くぐりに慣れたら、あえて黒鍵の多い調を試してみるのもおすすめです。
まとめ
全調スケールを理解し、練習することはピアノ演奏を上達させるための基礎になります。
- 長調12・短調12の合わせて24調。五度圏の順に、1つずつ隣へ広げていきましょう。
- 覚えるのは数字の羅列ではなく、親指の位置です。
- 平行調はセットで。24調ではなく12組と考えると量は半分になります。
本記事で紹介したスケールの一覧と練習方法を活用し、どんなスケールの曲もスムーズに弾けることを目指しましょう!

