ピアノの練習に使える無料のオンラインメトロノームです。ブラウザでそのまま動くので、アプリのインストールも会員登録も要りません。

カノンやエリーゼのためになど21曲の練習テンポをあらかじめ入れてあります。曲名を押すだけで、その曲に合ったテンポと拍子に切り替わります。

※音が出ない場合は、消音モードを解除して読み込み直してください。

使い方(3ステップ)
  1. テンポを決める
    「曲から選ぶ」で曲名を押すか、数字を直接入力します。速さが分からないときは「テンポを叩く」を4回ほど叩いてください。
  2. 拍子を合わせる
    楽譜の左上に書いてある拍子(4分の4、4分の3など)を選びます。曲名を押した場合は自動で入ります。
  3. スタートを押す
    1拍目だけ赤く光ります。パソコンならスペースキーでも開始・停止できます。

このオンラインメトロノームでできること

  • 曲別の練習テンポ…21曲ぶん。曲名を押すとテンポと拍子が入り、楽譜ページにも飛べます
  • テンポを叩いて入力…弾きたい速さで叩くと、BPMの数字に変わります
  • 拍子は8種類…4分の2/4分の3/4分の4/4分の5/8分の3/8分の6/8分の12/拍子なし
  • 刻みを細かく…4分音符・8分音符・3連符・16分音符
  • 鳴らす拍を選べる…すべての拍/1拍目だけ/2・4拍だけ
  • 音色3種類…クリック・ウッド・ピアノ

スマートフォンは縦向きのまま使えます。画面を横にする必要はありません。

ピアノ練習でメトロノームを使うコツ

メトロノームは「速く弾く道具」ではなく、自分のテンポのゆれに気づく道具です。うまく付き合うと練習の効率が変わります。

1. 弾けないテンポで練習しない

いちばん多い失敗が、最初から本来のテンポに合わせようとすることです。音を外したまま速く弾く練習は、外し方を覚えてしまいます。

最後まで間違えずに弾ける速さまで落としてください。下の曲別テンポ表では、その目安を「練習テンポ」として載せています。

2. 通しで弾けてから、少しずつ上げる

テンポを上げるのは、そのテンポで最初から最後まで通せてからです。上げ幅は1回につき4〜8くらい。上げてつまずいたら、迷わず元に戻します。

「今日は♩=60で通せた」「次は♩=64」という積み重ね方が、遠回りに見えていちばん速い方法です。

3. 弾けない箇所だけ取り出す

曲の中で転ぶ場所は、たいてい2〜4小節に集中しています。曲全体を何度も通すより、その数小節だけを取り出してメトロノームに合わせるほうが早く直ります。

4. 片手ずつ合わせてから両手に

両手で崩れるときは、片手ずつメトロノームに合わせてみてください。どちらの手がテンポを乱しているかがはっきりします。多くの場合は左手の伴奏側です。

5. 合わせにいくのではなく、拍の中に置く

音が鳴ってから慌てて弾くと、いつも少し遅れます。次の拍がいつ来るかを予測して、そこに音を置く意識に変えると、演奏が落ち着きます。

うまくいっているときは、メトロノームの音が自分の音に隠れて聞こえにくくなります。これがぴったり合っている状態です。

「鳴らす拍」を変える練習

テンポが安定してきたら、鳴る拍を減らしてみてください。拍と拍の間を自分で保てているかが分かります。

設定鳴り方ねらい
すべての拍毎拍鳴るふつうの使い方。まずはここから
1拍目だけ小節の頭だけ鳴る拍の間を自分で保つ。ずれるとすぐ分かる
2・4拍だけ裏の拍で鳴る4分の4の曲向け。拍の重心が変わって聞こえる

鳴らない拍も、画面では薄い輪郭で光ります。位置は見えるけれど音の助けはないという状態なので、少しずつ慣らしていけます。

テンポ(BPM)と速度標語

BPM は Beats Per Minute の略で、1分間に何拍打つかを表します。BPM 60 なら1秒に1拍、BPM 120 なら1秒に2拍です。

楽譜の左上に「Andante」「Allegro」といったイタリア語が書かれていることがあります。これは速度標語で、だいたい次のテンポを指しています。

標語読み方BPMの目安意味
Largoラルゴ40〜52幅広くゆったりと
Lentoレント52〜60ゆるやかに
Adagioアダージョ60〜72ゆっくりと
Andanteアンダンテ72〜88歩くような速さで
Moderatoモデラート88〜112中くらいの速さで
Allegroアレグロ112〜144速く、快活に
Vivaceヴィヴァーチェ144〜176活発に
Prestoプレスト176〜200とても速く
Prestissimoプレスティッシモ200〜きわめて速く

上のメトロノームでは、テンポを変えると今どの標語にあたるかが数字の下に表示されます。

ただし標語の数字は絶対ではありません。作曲家や時代によって幅があり、同じ Allegro でもバッハとショパンでは体感が違います。目安として使ってください。

曲別の練習テンポ一覧

当サイトで無料配布している楽譜の、練習テンポの目安です。メトロノームの「曲から選ぶ」に入っているものと同じです。

まずは左の「練習テンポ」から始めて、通して弾けるようになったら右の数字へ近づけていってください。

曲名拍子練習テンポ本来のテンポ
カノン(パッヘルベル)4/4♩=50♩=64
エリーゼのために(ベートーヴェン)3/8♪=60♪=112
歓喜の歌(ベートーヴェン)4/4♩=60♩=112
トルコ行進曲(モーツァルト)2/4♩=60♩=126
ジムノペディ 第1番(サティ)3/4♩=44♩=60
ボレロ(ラヴェル)3/4♩=56♩=72
きらきら星4/4♩=60♩=108
かえるの合唱4/4♩=60♩=104
ハッピーバースデー3/4♩=60♩=104
主よ、人の望みの喜びよ(バッハ)3/4♩=44♩=66
ノクターン 第2番(ショパン)12/8♪=40♪=66
子犬のワルツ(ショパン)3/4♩=80♩=160
愛の夢 第3番(リスト)3/4♩=40♩=50
アイネクライネ(モーツァルト)4/4♩=70♩=132
天国と地獄(オッフェンバック)2/4♩=80♩=144
威風堂々(エルガー)4/4♩=56♩=80
くるみ割り人形(チャイコフスキー)2/4♩=60♩=104
お人形の夢と目覚め(エステン)4/4♩=60♩=108
メリーさんの羊4/4♩=60♩=104
貴婦人の乗馬(ブルグミュラー)4/4♩=66♩=126
熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ)2/4♩=60♩=160

数字はあくまで目安です。初心者向けにやさしくした楽譜は、原曲より遅めで弾いたほうがきれいに聞こえることもあります。

ほかの楽譜もまとめて見たい方はこちらへどうぞ。

よくある質問

本当に無料ですか?

はい。料金も会員登録もありません。回数制限もないので、毎日の練習にそのまま使えます。

アプリのインストールは必要ですか?

不要です。オンラインでそのまま動くので、このページを開いた時点で使えます。スマートフォン・タブレット・パソコンのどれでも動きます。

スマホを横にしないと使えませんか?

縦のままで大丈夫です。画面が狭いときは自動で1列に並び替わり、スクロールなしでスタートが押せます。

テンポはいくつから始めればいいですか?

最後まで間違えずに弾ける速さが正解です。曲によって違うので、上の一覧の「練習テンポ」を出発点にしてください。

それでも速いと感じたら、遠慮なくもっと落として構いません。ゆっくり正確に弾けることのほうが、はるかに大事です。

「テンポを叩く」とは何ですか?

弾きたい速さで指を叩くと、その間隔から BPM を計算して自動で設定する機能です。「この速さでやりたいけれど、数字が分からない」というときに使います。

4回ほど叩くと精度が上がります。曲を口ずさみながら叩くとうまくいきます。

音が出ません

スマートフォンの消音(マナー)モードを解除してから、ページを読み込み直してください。音量スライダーが0になっていないかも確かめてください。

ピアノを弾きながらだと音が聞こえません

音量を上げたうえで、音色を「ウッド」に変えてみてください。ピアノの音と重なりにくく、聞き分けやすくなります。

画面を見ていなくてもテンポはずれませんか?

ずれません。ブラウザのタイマーではなく音声の時計を使って先に予約する方式なので、画面を触らず置いておいても正確です。

練習時間の目安も決めておきましょう

テンポと同じくらい大切なのが、1日にどれくらい練習するかです。長さより続けることのほうが効きます。

スケール練習にも使えます

指を鍛えるスケール練習は、メトロノームとの相性がとても良い練習です。刻みを8分音符や3連符に変えて、同じテンポで音数を増やしていくと、指の粒がそろってきます。

ピアノが手元にないときは

楽器がなくても、ブラウザで鳴らせるバーチャルピアノがあります。61鍵あり、パソコンのキーボードでも弾けます。

耳のトレーニングもどうぞ

テンポ感が身についたら、次は音感です。どちらも無料で、登録なしで試せます。

遊びながらリズム感を鍛えるなら

降ってくるノーツに合わせて鍵盤を押す無料のピアノゲームもあります。メトロノームと違って、正確に押せたかどうかがその場で判定されます。テンポ感を遊びながら確かめたいときにどうぞ。

まとめ

メトロノームは、速く弾くための道具ではなく自分のテンポのゆれに気づくための道具です。

最後まで間違えずに弾ける速さから始めて、通せるようになったら少しずつ上げる。この繰り返しが、遠回りに見えていちばん確実です。

このオンラインメトロノームはブックマークしておけば、いつでもこのページから使えます。今日の練習からどうぞ。

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